運転手派遣に関するQ&A「会社の社長などが車に乗る時は、運転手の後...」

質問

会社の社長などが車に乗る時は、運転手の後ろの座席を最上の席として乗せますが、根拠は有るのですか?

投稿日時:2011/10/15 22:53

質問

最近のマナー書では一番偉い人を助手席に座らせるケースについても書かれたものが増えてきているようですが、基本的には運転席の後ろ、つまり後部座席の一番右側です。
但し、マナー書に書かれているのは「何人かで車に乗る場合に偉い順にどう着席するか」ということです。
マナー書は一般的には下っ端の人向けに書かれていますから、そういう読者が直属の上司やその上役などと車に同乗する場合にどうすればいいのかについて書いてあるわけです。
社長などが役員車に一人で乗る場合、社長の座る場所は基本的には自由であり、どこに座ろうが社長の勝手です。
後部座席で居眠りするのも、助手席で運転手と釣りの話をするのも自由です。
但し、会社によっては役員車に関する規定が設けられていて「後部座席から順に着席する」ことが決められているかもしれませんし、運転手が「社長は後部座席に座らせるように」と総務部長からキツく言われているかもしれませんし、「本当は助手席に座りたいが、おとなしく後ろに座っていよう」と思う雇われ社長もいるかもしれません。
というような状況はあるものの、現実として「運転席の後ろが最上席」というのは一般的に定着しています。
この根拠は間違いなく安全性にあります。
安全性という場合、交通事故を想定して安全性を考えるのが普通ですが、自動車というものはどの車も車両後部を頑丈に作り、車両前部は衝撃を吸収するために柔らかく作られています。
車は車と衝突する場合もあれば物に衝突する場合もありますが、バックして物に衝突する場合の乗員への影響は少ないのでそういう作りになっているのです。
そういう自動車の構造を考えると後部座席が安全であり、しかも運転手がいるため衝突時にダイブして前方に飛び出す可能性の少ない右側席が最も安全なのです。
「助手席後ろの方が社長は危険察知がしやすい」という意見もあるでしょうが、社長が役員車で出かける場合は社長は車内で仕事の準備などをしている(実際に何をしているかとは別問題です)と考えられるので、危険察知をする状況は考えられていません。

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